EC物流代行会社を7社に絞って比較!選び方と失敗しないポイントとは
Amazonや楽天、オンラインショップでの取引拡大でEC物流業務がひっ迫している会社が多くなりました。
この問題を解決するため、ECの物流業務を委託できる会社がいくつも誕生しています。
しかし、委託先がいくつもあると、迷ってしまう場合も多いです。
特に以下のポイントで迷うのではないでしょうか。
- 何を基準に委託先を選ぶべきか?
- 委託先のどこを見て判断するのか?
- 選ぶ際に失敗しないポイントは何か?
本記事では、EC物流代行会社を比較するのに役立つ基本的な内容、選び方のポイント、会社ごとの特徴を紹介します。
委託を検討する際に自社に合うかどうかを判断する材料としてご活用ください。
EC物流代行とは?代行会社についての基礎知識

まずEC物流代行とは、事業者に代わって商品保管・在庫管理・ピッキング・梱包・出荷などを一括、または一部を担うサービスです。
このサービスには、一般的に倉庫内業務だけでなくEC運営に必要な内容も含まれています。
例えば、自社ECサイトだけでなく、Amazonや楽天などのECモールなど、複数の販売経路への対応です。
文章にすると当たり前のように感じますが、在庫数や発注数の同期が取れていないと、欠品や過剰受注になり、取引に大きな影響を及ぼします。
他にも、多品種少量で在庫管理をしないといけなかったり、出荷波動で月ごとの出荷数が大きく異なる商品への対応もあったりします。
これらを自社リソースでなんとかしようとすると、大変なコストがかかります。
そこで、対応が大変な業務を委託できるのがEC物流代行会社です。
それぞれ会社ごとに得意分野や強みが異なるため、比較する際には、基準があると判断がしやすくなるでしょう。
EC物流代行会社を比較する際の5つの基準

EC物流代行会社を比較する際は、複数のポイントから見ていくと、有力な委託先を選ぶことができるはずです。
比較する際の基準を列挙すると以下のとおり。
- 取り扱い実績のある商品ジャンル
- 業務の処理能力
- システム連携
- 料金体系
- サポート体制
これらを代行会社ごとに比較していき、自社と相性の良いと考えられる企業を選びましょう。
まずは、自社で扱う商品、もしくは同類の商品を扱っていることが最低条件です。
次に、業務の処理能力、具体的には一ヶ月の出荷量や、一日に受注件数が判断基準になるでしょう。
システム連携(API連携)は受注処理を自動化するためには外せません。
これら最初の3つのポイントをクリアしたうえで、料金とサポート体制で比べてみましょう。
次に代行会社の種類について紹介します。
比較する際に意識するEC物流代行会社3つのタイプ

EC物流代行会社は、数が多く、それぞれ強みが異なります。
この記事では、わかりやすくするため代行会社を以下の3つのタイプに分類しています。
- EC特化
- 大規模対応
- 小ロット対応
自社と相性の良い委託先を探す際には、どのタイプに該当するか判断してから、比較するとわかりやすくなります。
EC特化の物流代行会社
EC特化の物流代行会社は、提供しているサービスがEC事業者との相性を優先しているのが特徴です。
具体的には、イベントやキャンペーンによる突発的な出荷数増加にも作業スタッフを柔軟に配置して対応できる体制を整えています。
また、返品対応やクレーム処理だけでなく、サイト制作や商品撮影、マーケティングまで依頼できる代行会社もあります。
重点的にECを伸ばすことを念頭に置いている場合、委託先がEC特化型の物流代行会社であるかをチェックしてみてください。
大規模対応の物流代行会社
大規模対応とは、複数の大型物流拠点と、高度な自動化設備を持つ代行会社です。
大量出荷や、毎日一定以上の物量を処理しないといけない場合にも安定した業務遂行を提供しています。
全国に物流拠点があるため、商品や会社に知名度がある企業の委託先として有力な候補になるでしょう。
一方で、小規模、または毎月の出荷の変動が大きいビジネスでは不向きかもしれません。
月の出荷数量や、商品の最低在庫数などに条件がある場合があるからです。
ECの売上規模が大きく、日本全国に多数の顧客がいる事業者、品質や安定性を重視する企業は大規模対応の代行会社を選びましょう。
小ロット対応の物流代行会社
小ロット対応のEC物流代行会社は、小規模ECや個人事業者向けのサービスを提供しています。
主に料金体系で固定費が安かったり、初期投資がかからなかったりと委託を頼む際に費用を抑えたい事業者に最適です。
代行会社によっては、すべて従量課金制で初期費用がゼロにできる場合もあります。
他にも、商品在庫がカゴ車1台から利用できたり、繁忙期だけのスポット利用も可能だったりします。
操業間もないスタートアップや副業のECでも活用しやすく、必要に応じただけ利用できる柔軟性があります。
EC物流代行会社を7社に絞って比較

ここからはEC物流代行会社を比較しやすくするため、7社に絞って紹介します。
- 株式会社MOTOMURA(EC特化+小ロット対応)
- 株式会社スクロール360(EC特化+大規模対応)
- 株式会社富士ロジテックホールディングス(大規模対応)
- 株式会社オープンロジ(小ロット対応)
- ディーエムソリューションズ株式会社(EC物流特化)
- 株式会社ユウサイ(EC物流特化)
- 株式会社STOCKCREW(EC物流特化)
代行会社の特徴を比べる際に参考にしてみてください。
株式会社MOTOMURA(EC特化+小ロット対応)
株式会社MOTOMURAは、ECや通販に必要な物流業務をすべて委託できるサービスを提供している会社です。
物流拠点が都心から20km圏内とアクセスの良い立地に3拠点あり、受注から出荷までスムーズに対応ができます。
また、複数拠点であるため、商品配置の最適化が可能です。
首都圏の拠点より保管料が安く、固定費の削減にもなるでしょう。
14時までの注文であれば、当日対応で土日祝も出荷可能。複数の大手配送会社と提携済みであり、全国配送にも迅速に対応できます。
しかも、小規模(カゴ台車1台・パレット1枚)から依頼できます。
雑貨や化粧品、アパレルといった幅広い商材の取り扱い実績と、EC特有の急激な出荷量の増大にも柔軟に対応。
手作業が必要な封入や封緘、シール貼りなど人の手でしかできない作業も依頼可能です。
参考:株式会社MOTOMURA
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株式会社スクロール360(大規模対応+EC特化)
株式会社スクロール360は、800社を超える企業の支援実績を持ち、北海道から九州まで物流拠点を構える大規模かつ、EC特化の代行会社といえるでしょう。
物流センター拠点が全国に分かれているため、分散出荷ができ、配達までの時間短縮になります。
また、受注代行・EC運営支援・決済代行などの複数のサービスも提供しており、ECに関わる付帯業務も任せられます。
アパレルや食品(冷蔵・冷凍)、化粧品などの商品ジャンルの取り扱い実績も豊富です。
ホームページから物流倉庫のVR映像を視聴し、バーチャル物流倉庫見学もできます。
株式会社スクロール360は、規模が大きく幅広いジャンルの商材を取り扱うECの代行会社として有力な候補になるはずです。
参考:株式会社スクロール360
株式会社富士ロジテックホールディングス(大規模対応)
富士ロジテックホールディングスは、物流拠点の自動化と全国拠点で大量出荷を安定的に処理できる大規模対応のEC物流代行会社です。
同社は、長年積み重ねたノウハウを持ち、商品保管、在庫管理、梱包、配送など、すべての作業に対応したフルフィルメントサービスを提供しています。
国内に複数の物流拠点があり、スムーズな全国配送が可能。
取扱量が多いEC物流業務全般を代行してほしい会社におすすめです。
株式会社オープンロジ(小ロット対応)
株式会社オープンロジは、従量課金制で、固定費用をゼロにできるEC物流代行サービスを提供しています。
その料金体系から、立ち上げたばかりのスモールビジネスとの相性が良く、商品1点から利用できます。
全国70以上の倉庫と連携しており、借りるスペースの拡張と、収縮が自由にできる仕組みが魅力の1つです。
そのため、事業規模や成長度合いに合わせた最適化も可能。
この柔軟な仕組みは、様々な規模の企業にとって有用なサービスであり、多くの会社が利用しています。
取り扱い可能な商材は、大型商品(家具、家電)、医療品、スプレー缶やアルコール用品など、危険物や、冷蔵、冷凍の食品まで対応可能。
国際配送にも対応しており、特殊な商品の製造や販売を始める場合にも、条件に合った倉庫が見つけられるでしょう。
しかも、商品状態や出荷指示、セット組みをWeb上で依頼できるため、電話やファックスといった非効率な業務を最小限にできます。
参考:株式会社オープンロジ
ディーエムソリューションズ株式会社「ウルロジ(小ロット対応+EC物流特化)」
ディーエムソリューションズ株式会社が提供している「ウルロジ」は、事業規模と商品に合わせて調整が可能なEC物流代行サービスを提供しています。
また、規模が大きくなると、それに合わせてプラン変更ができるため、長い付き合いができます。
海外取引向けの越境EC物流代行も提供しており、手広く事業を展開する際にも頼れるパートナーになるでしょう。
都内4ヵ所に物流拠点があり、スピーディーな対応が可能。
自動仕分け機や自動結束機などの設備も導入しており、出荷業務の自動化で安定した物流品質を確保しています。
株式会社ユウサイ「サクロジ(EC物流特化)」
輸出入に関わるEC業務を委託する場合は、株式会社ユウサイのサクロジが候補になるでしょう。
通関に必要な書類作成や、申請など手間や専門知識が必要な業務を一括代行できるため、海外からの仕入れや販売を行う企業にとって相性が良いです。
関東と関⻄に3つの物流拠点があり、デバンニング(コンテナから荷物の取り出し)にも対応しています。
1日単位で契約できる保管料金体系を採用し、最安値は1日1円~という金額です。
また、入出荷料金には、検品やピッキング作業代を含んだ価格で提示しており、費用がわかりやすい料金体系です。
海外の商品を日本国内で販売したい、海外向けに日本製品を売り込みたい場合には「サクロジ」が有力なサービスになるでしょう。
株式会社STOCKCREW(EC物流特化)
株式会社STOCKCREWは、東京都に本社を置き、関東エリアに2つの自社の物流拠点(埼玉と千葉)を持つEC物流代行会社です。
業務の自動化に力を入れており、AMR(自律移動ロボット)や自動仕分け、オートパッキング、箱シュリンク梱包システムなど複数の設備で安定した業務遂行が可能です。
料金体系は、初期費用と固定費が0円の従量課金制であり、月ごとに出荷量が大きく変わるECであっても委託しやすいです。
API連携で楽天やShopify、BASEなどのECカートから受注情報の受け取り、発送までを自動化できるので手間を削減できます。
EC物流代行会社を比較する際に失敗しやすいポイント3選

EC物流代行会社を比較すると、見るべき内容が多く迷うはずです。
ここでは比較する際に失敗しやすいポイントを3つ列挙します。
- 料金の安さ
- オプションの豊富さ
- 物流拠点の設備
このような部分に注目している場合は気をつけてください。
特に料金の安さは、条件として大きな魅力に感じるでしょう。
しかし、重要なのは、料金の安さや、実際に使うかわかならないオプションサービスではありません。
委託先を比較する際には、以下のポイントで代行会社を選ぶようにしましょう。
- 自社の商品、もしくは同様商材の取り扱い実績
- 対応できる業務量(出荷量)
- 自社の販売スタイルとの親和性
委託する際には、これら3つのポイントを踏まえて、今の自社の作業クオリティを維持したまま、処理能力を高めることができるかどうかで判断すると、失敗を防げます。
EC物流代行会社を比較して自社と相性の良いものを選ぶ|まとめ
EC物流代行会社を選ぶ際には「取り扱い実績・処理能力・自社との親和性」のバランスが重要です。
そのうえで、自社の物流課題を明確にすることも大切です。
目先の人手不足やコストダウン、出荷スピードアップなどの問題を手っ取り早く解決することを目的に代行会社を選ぶと、後々トラブルが発生しやすくなります。
自社の課題を理解しつつ、長期的な運用と信頼できる代行会社を選びましょう。
当社ご相談の際には、詳しくヒアリングの後に明確なお見積もりを提示させて頂きます。
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