D2Cアパレルブランドにおけるセール時出荷波動への対応事例

インフルエンサー施策やセールで売上が大きく伸びるD2Cアパレルブランドの事例です。通常時は少量出荷で運用できていたものの、キャンペーン時に出荷件数が急増し、社内体制では対応しきれない状態となっていました。ホエールでは、出荷量の波動を前提とした運用設計を行い、繁忙期でも品質とスピードを維持できる体制を構築しました。

1. ご相談前の課題

同社は自社ECを中心に販売しており、通常時は1日20〜30件程度の出荷を社内で対応していました。一方で、インスタライブやセール施策実施時には注文が一気に増加し、数日間で数百件規模の出荷が必要になる状況でした。

短期アルバイトの投入で対応していましたが、商品知識や作業手順の習熟が追いつかず、誤出荷やサイズ違いのミスが発生。出荷遅延による顧客満足度の低下や、CS対応の増加が課題となっていました。

2. 物流委託を検討した背景

売上の波があること自体は事業の強みである一方、そのたびに人員を確保し、教育し、現場を回す必要があり、運用負担が大きい状態でした。特にアパレルはサイズ・カラー違いが多く、ミスが発生すると返品や交換対応に直結するため、品質維持の難易度が高い商材でした。

今後も販促施策を強化していく中で、出荷量の増減に左右されない安定した物流体制が必要と判断。単なる出荷代行ではなく、「波動を前提にした運用設計」ができる委託先を探すことになりました。

3. ホエールを選んだ理由

ホエールを選定いただいた理由は、通常時と繁忙時で運用を分けるのではなく、同一フローで処理できる設計を提案できた点です。これにより、出荷量が増えても現場の判断や作業手順が変わらず、品質を維持できる体制を構築できることが評価されました。

また、SKU単位での管理とバーコード検品を前提にした運用により、サイズ・カラー違いの誤出荷を防止できる点、出荷量に応じた作業リソースの調整が可能な体制も選定理由となりました。

4. ホエールで対応した作業

在庫保管、入荷検品、SKU管理、ピッキング、検品、梱包、出荷までを一括対応。通常時から同一の作業フローで運用し、出荷件数が増加した場合でも工程を変えずに処理できる体制を構築しました。

5. 工夫したポイント

セール時の出荷増加を前提に、SKUごとの出荷頻度を分析し、ピッキング効率を重視したロケーション配置を実施。さらに、出荷予定数に応じて作業リソースを柔軟に調整できる運用ルールを設定しました。

重要なのは、繁忙期専用の特別対応を作らないことです。通常時と同じ手順で処理できる設計にすることで、教育コストとミスの発生リスクを抑えています。

6. 導入後の成果

セール期間中でも出荷遅延が発生しない体制が確立され、誤出荷の発生も抑制されました。出荷件数の増減に関わらず、日次運用として安定して処理できる状態へ移行しています。

EC事業者様側では、人員確保や現場指示にかかる負担が大幅に削減され、インフルエンサー施策や新商品の企画など、売上創出に直結する業務へリソースを集中できるようになりました。

7. 同じ課題を持つ方への案内

アパレルやD2Cブランドのように出荷件数に波がある場合、「繁忙期をどう乗り切るか」ではなく「波を前提にどう設計するか」が重要です。ホエールでは、出荷量の変動を吸収できる運用設計を行い、品質とスピードを両立した物流体制を構築します。